真夏の雷雨に虹が開いて

40代独身男性ってさみしさを抱えながら生きてるんだってネットニュースで見たけど、そんなこと言われなくたってわかってる。

会社の上司の独身部長が土日あけて月曜日に声かすかすで、土日誰とも喋ってへんくて喉開いてないから声でえへんわ、っていうお約束の自虐ネタを楽しく笑っている場合ではもはやない、ということもよくわかってる。

テレワークで会社に行かない日、だいたい前の日に飲んでるからテレワークひゃっはー!みたいな気分になってるけど、会社に行ってる日の方が元気な気がする。会社に行く方が気が張ってるのは間違いない。

人生のすべてが会社、みたいな生活は送りたくないとハタチそこそこのころは思ってたような気がするけど、ほとんどはそこで過ごすんだからそこでどれだけ楽しめるかが大事だよね、って思って会社員10数年、そういうつもりでやってきたからそうなってるなという充足感もあるんだけど、このままじゃいけないなってまた焦り出す。なんかここ数年ずっといろいろ焦ってるけどなんも行動できてないなってまた焦り出す。

何10年経ったって変わらずにいたいから、なんて思っても変わっていってしまうことの方が多いし、変えずにやっていけるようにするのもパワーがいるんだから、しなやかに生きていきたいなって思う。せつなさもむなしさもこの胸に隠してる場合じゃない。