どこかに元気を落っことしても

亀有までホワイト餃子を食べに来た。片道1時間20分もかかった。名取のホワイト餃子だったらうちから40分もあればじゅうぶん着いたのに。東京は広い。

 

東京ってほんとに広い。行きたいところにすぐに行けないし、会いたい人にすぐに会えない。こんなにたくさんの人がいるのに、会いたい人にたどり着けない。

 

この土日もずっとハウリングしていた、別に今すぐ会いたいわけでもなんでもないのに。気の合う人、楽しいと思うことが似ている人がほんの少しできれば良いなって、その中で一生添い遂げられる人がひとり見つかれば良いなって思ってるのに、歳のせいか顔のせいかなんなのかもはやわかんないけど全然見つからない。

自分の顔も見せずにボタンひとつでこっちのちんこを要求するヤツとか、アルバム交換してエロいですねとか定型文をやり取りしたり、そんなこと別にやりたくもなんともないだけど(というのはウソでたまにやりたいこともある)、もう諦めを通り越して無感情になってきた。

 

昔は仲良くやっていたはずなのに、少し会わなかったり連絡したりしなった間に離れてしまった人達のことを考える。また僕と会いたいって思ってくれている人はいるんかなあ、連絡してみようかなけどどう思われるかわかんないから連絡しづらいなあとか思ってくれてるのかなあ。それとも新しい友達かできて楽しくやっているから僕のことなんて思い出すこともないのかもなあ。前者だったらうれしいけと僕と同じ苦しみを持っててかわいそうだし、できればみんな後者で楽しい毎日を過ごしてくれてたらいいな。そして僕に足りてない部分を優しく教えてほしいなって妄想しながらホワイト餃子の長蛇の列を待っている。